抄録
F-041
インクドロップスプレッド法における対象システムの逐次分割手法
◎尾崎新斗・内海 彰(電通大)
インクドロップスプレッド(IDS)法はソフトコンピューティングの概念に基づいたモデリング手法であり,モデリング対象の入出力関係を複数の1入力1出力システムに分割し,分割したシステム毎にモデリングを行い,そのモデリング結果をファジィ推論を用いて統合することで対象をモデリングする.このためモデリング対象の分割方法がIDS法の性能に強く影響する.既存の分割方法では各入力を個別に分割することで,モデリング対象を分割していた.しかしこの方法では各入力での分割が互いに影響してしまい,不要な分割が発生する.このため我々は他の入力の分割を考慮した新しい分割方法を提案する.