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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
F-031
人間の振る舞いを表現可能な情報伝播モデルの構築
上鍋秀幸・能登正人(神奈川大)・森住哲也(ネッツエスアイ東洋)・木下宏揚(神奈川大)
人間の思考回路は多様かつ複雑であり,人々はそれぞれが異なる価値観を持っている.
それらに基づいて状況の判断や物事の判別を行い,各々の目標に向かって振る舞う.
しかし,より良い社会システムを構築するためには,人から人へ情報が伝播する様子を適切に分析する必要がある.
そこで本研究では,情報伝播を分析するために,人の判断基準をシンプルに表現することが可能な,Particle Swarm Optimizationと様々なベンチマーク関数を用いた情報伝播モデルを提案する.
各エージェントに大域的最適解の異なるベンチマーク関数を与えることで,各々が自身の判断基準に従った振る舞いをし,相互作用する環境を分析することで情報伝播の過程を明らかにした.