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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
F-024
役割指向テンプレートジェネレータを用いたエージェントシミュレーション実験環境の構築手法
女部田雅俊・佐々木晃(法大)
役割指向テンプレートジェネレータは、実装言語によらないエージェントベースモデル(ABM)の実現の枠組みを与える。テンプレートジェネレータは、シミュレーションエンジンを記述したスケルトン部、個々のシミュレーションを記述したシナリオ部を合成することで効果的にABMを生成する。本稿ではこの枠組みを応用してABMの実験環境を構築する手法を示す。状態の記録や可視化の機能をスケルトン部に実装することで、シミュレーションの本質的なモデルの部分とこれらの機能を分離することが出来る。したがって、モデル部分の記述を煩雑にすることなく分析のための情報を得られ、効率良く結果の閲覧やデバッグを行うことが可能となる。