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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
F-009
従来の評価指標との比較によるセイバーメトリクスの有効性に関する考察
児玉陽平・森本祥一(専大)
セイバーメトリクスとは,野球において統計学に基づいて選手のデータを評価し,チームとしての戦略に活用する手法である.アメリカのメジャーリーグなどの一部の球団では活用が進んでおり,成果をあげている.しかし,日本では未だに打率や防御率,完投数,勝利打点といった,「過去」の記録・試合状況や運に左右されるデータが,選手の評価やメンバー選出において大きなウェイトを占めている.そこで本研究では,直近の日本のプロ野球におけるデータをもとに,セイバーメトリクスおよび従来指標で評価した結果を比較し,選手側はスポーツ心理学の視点,球団側はスポーツ経営学の視点から,導入のメリット・デメリットについて考察した.