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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
F-008
グラフに基づく囲碁の静的評価写像系の提案とその検証実験
佐藤真史(早大)・穴田浩一(早大高等学院)・堤 正義(早大)
囲碁のグラフモデル,BW Graph Modelは石の連結性を式のみで表現でき,また局面の変化をアルゴリズムではなく漸化式で表す.今回,BW Graph Modelに用いる演算を利用することで,グラフ的な評価方法を体系化し,局面を点の集合に写す写像の一般形,戦術写像を提案する.戦術写像は,それぞれが交点の持つ特徴の定式化となっており,またその自動生成システムと組み合わせることで,特徴に見合った写像を自動的に得ることが出来る.本稿では,BW Graph Modelと戦術写像の定義と特徴の説明,及び戦術写像が実際の対局における着手を特定できるだけの表現力を持っていることを確認するための検証実験を行う.