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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
D-038
ソーシャルグラフを可視化する都市型レイアウト形成システム
川村真人・高井昌彰(北大)
TwitterやFacebookといったSNS上での関係を直観的に把握する方法として,ソーシャルグラフの可視化がある.
例えば,従来の可視化手法の一つに,力学モデルによるグラフ描画が挙げられるが,SNS利用人口の急増によりグラフ構造が複雑化しているため, このような単純な可視化手法には限界がある.
一般にグラフ構造を現実世界と関係づけて可視化する手法はしばしば用いられるが,都市構造を利用してソーシャルグラフの発展過程を可視化する手法は他に類を見ない.
そこで本研究では, 都市構造を利用してグラフレイアウトを形成し,ソーシャルグラフの発展過程を直観的にわかりやすく可視化するシステムを開発した.
Twitterのフォロー関係を示すグラフ構造の時間的変化に対応して都市空間が発展していく過程を視覚的にアニメーション表現することが可能である.