情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
D-023
パノラマ仮想空間構築のためのRANSACを用いた方位推定方法
松場亮太郎(岡山県大)
我々は、複数のパノラマ画像を用いてWebブラウザ上に仮想空間を構築するシステムPasQを提案し、実装を行っている。PasQでは、スムーズな空間移動を実現するため、予めパノラマ画像撮影時に緯度・経度・方位を正確に測定し、空間構築時にこれらの情報をパノラマ画像ごとに与える必要があるが、測定誤差、空間規模が大きい場合に指定の手間がかかる、といった問題があった。本研究では、RANSAC(RANdom SAmple Consensus)アルゴリズムを用いてパノラマ画像間の相対方位を推定する手法を提案する。評価実験の結果、我々が以前提案した手法に比べて、推定結果の誤差が大きく改善されることが確認できた。