◎齋藤郁海・森本祥一（専大）

近年，アルコール飲料の消費が減少傾向にある．その一因として，「若者の酒離れ」が挙げられている．これは，アルコール飲料への知識の乏しさが根底にあると考えられる．アルコール飲料は，原材料や製法，製造地，銘柄，味などの違いにより膨大な種類が存在し，更にその飲み方も多種多様である．インターネットによる情報検索が容易になった現代においても，知識の乏しい消費者が，自らが好むお酒を探すことは困難である．よって本研究では，セマンティック技術を用いて，誰でも気軽に，そして容易にアルコール飲料が探せるデータベースを試作し，購買行動を促進するために有効なメタデータや検索方法，表示方法などの考察を行った．