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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
C-012
FPGA を用いた液晶用ガラス欠損検出システムの高速化
孟  林・松山圭輔・野尻直人・泉 知論・山崎勝弘(立命館大)
液晶用ガラス(Flat-Panel Displays:FPD)の需要が高まっており,それらの欠損の検査をリアルタイムに行うことが求められている.本研究では,液晶用ガラスの欠損の一つであるアワを検出するために,ラプラシアンフィルタ,2 値化,及びラベリングの画像処理をFPGA 上で実装し,処理を高速化することを目標とする.
本論文では,液晶用ガラスの欠損検出方法を説明した上で,FPGA 上での画像処理モジュールの機能と一時データを保存するバッファについて述べる.次に,Virtex5 を用いた実験結果を示し,二つのバッファの構成を回路規模と実行速度の観点から比較する.さらに,パイプライン処理による高速化について検討する.