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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
C-007
反転条件緩和による低消費電力指向バス反転回路の設計
稲岡智哉・市原英行・岩垣 剛・井上智生(広島市大)
本研究では,バスの低消費電力化を目的としたバス反転回路に着目し,論理簡単化について考察する.バス反転回路の論理簡単化は,バスの電力削減率にも影響を与えるため,バスの電力削減とバス反転回路の面積削減の両方を考慮する必要がある.そこで具体的なバス反転回路の設計を示し,その簡単化手法を提案する.簡単化したバス反転回路の面積と消費電力,バスの消費電力に相当するバストグル数,をシミュレーションにより求めることで,バス反転回路の論理簡単化がバス反転回路自身の低消費電力化に貢献し,バスとバス反転回路の両方の消費電力の総和を削減できる場合があることを示す.