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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
B-015
MPS法による3次元の水柱崩壊シミュレーションの高速化とその評価
北山雅邦・黒田久泰(愛媛大)
本稿では粒子法の1つであるMPS法を並列化することにより高速化を行いその評価について述べる。MPS法により3次元の流体シミュレーションを行うプログラムを作成し、そのプログラムにおいて計算時間のかかる処理を明らかにした後、共有メモリ型マシンで並列プログラミングを可能とするAPIであるOpenMPを利用した並列化によりプログラムの高速化を行った。問題の対象としては自由表面流れの解析では代表的なベンチマーク問題の一つである水柱の崩壊問題を取り上げた。そしてプログラムを逐次で実行した場合と並列で実行した場合の処理時間を比較して並列化によりどれぐらい処理が速くなるかを評価した。