5M-6
有限振幅情報に基づく任意不規則信号の各種統計量推定法
○岩木祐哉,佐藤 圭,福島健太,南原英生(岡山理大)
不規則変動波形に関する各種の統計量は、実測データに基づいて算出されるが、何らかの原因により原波形の上部や下部が振幅制限を受けてデータ記録され、元の波形に関する統計情報を正確に算出することが困難となる場合がある。
このような見地から、振幅制限を受けた波形から元の波形に関する各種の統計量を推定する手法について考察を行ってきた。
本報告では、特に、振幅制限を受けた波形から、元の波形に関する平均値や標準偏差などの低次の統計量だけでなく、ピーク値分布や交通騒音の評価で用いられるLxなどの高レベル情報に関する統計量を推定する方法について検討する。最後に本手法の有効性をシミュレーションで確認する。