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多重Ambient Calculusを用いた物流監視システムの構築に関する研究
○橋本隆弘,加藤 暢,樋口昌宏(近畿大)
本研究では,物流計画を複数のプロセス式で記述する
多重Ambient Calculus(MAC)を用いた物流監視システムを提案する.
通常のAmbient Calculus(AC)による記述では,
一つのプロセス式で全体を記述するため,プロセス式が複雑になりがちであり,
取り扱う貨物の追加や削除の際に式全体を修正しなければならなかった.
MACはACと比較して物流システムの持つ対称性,並行性をより適切に表現でき,
貨物が追加,削除される際のプロセス式の変更も容易となる.
本報告では,MACのプロセス式による物流計画の記述方法について述べた後,
そのプロセス式を用いた監視システム及びその動作実験について述べる.