4L-1
設計原則と実現手段に着目したソフトウェアアーキテクチャ設計支援
○中野由貴,鷲崎弘宜,深澤良彰(早大)
ソフトウェアアーキテクチャには設計で守るべき決まりである設計原則が複数存在する。
それらを設計過程で実現手段と呼ばれるより具体的な構造に定めていく。
設計原則には実現手段が複数存在し、どれを選択するかは難しく、
選択を誤ると要求された機能や品質を実現できない。
また実現手段間にはトレードオフがあり、組み合わせが不可能な場合や品質を落とす場合もある。
しかし属人性の高い設計では適切な選択を行っていない可能性も高い、
なぜなら設計者の能力によってはトレードオフを正確に把握できないからである。
その問題を解決するため我々は実現手段間のトレードオフを明示化し、
適切な組み合わせを構造的に導出する手法を提案する。