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スマート文房具へのアプローチ(2) -復習を前提とした大学生のノートテイキング方法の比較とノートフォームの提案-
○久次米麻衣,清 貴幸,中村太戯留(東京工科大),田丸恵理子(富士ゼロックス),上林憲行(東京工科大)
情報系大学におけるノートテイキングは高校までと違い,
板書を中心とする講義は少なく,写すだけのノートテイキングが良いとは言えない.
しかし,授業スライドを写しただけのノートや復習行為も行っていない
という現状がある.本研究は,大学講義に適したノートの取り方を
提案する事を目的とし,NHK「テストの花道」(第15・16回)の放送で
紹介されたノートテイキングの技術を複数定義し,比較を行った.
結果,テストで高得点を得た人のノートは,矢印や記号を用いた構造化や,
講義後に復習することを意識したノートテイキングを行っていることが分かった.
特に,矢印を使って関連付けをすることで情報の整理を
行っている可能性が示唆された.