6Z-5
GFFDを用いた顔形状デフォルメシステム
○高橋 学,北嶋克寛(農工大)
近年、SNSなどのコミュニケーションサービスの発展により、ユーザー自身の姿を3D表示する需要が高まっている。
しかし、ユーザーの顔モデルを作成しそのまま表示するのには、本人が抵抗を感じることが少なくない。
そこで本研究では、顔写真からデフォルメされた顔形状モデル作成を行うためのシステムを試作した。概要は以下の通りである。
まず、ユーザーに顔特徴点の3次元位置を入力させる。
次に、顔特徴点を北嶋研究室が開発したGFFDによってデフォルメ顔の特徴点に変換する。
そして、デフォルメ顔形状特徴点によりデフォルメ標準顔形状モデルをGFFDで変形し、個人のデフォルメ顔形状モデルを作成する。
このようにして、抵抗感の少ない顔モデルを最小限の労力で作成できるようになった。