6Y-2
プラットフォーム遠隔認証
○早川 薫,坂井修一,五島正裕,塩谷亮太,都井 紘(東大)
近年,インターネットの普及により著作権侵害や情報漏洩の被害が後を絶たない.
コンテンツの著作権保護やソフトウェアの無断な改竄,解析の防止,機密情報漏洩
防止対策として,それらを開発,配布する側の対策の施しだけでなく,それらを利
用するクライアント側の環境がサーバ側の期待するものであるかの認証が必要であ
る.その際アプリケーションレベルでの遠隔認証だと,クライアント側のOSが改竄
されていた場合OSの特権を用いてメモリからデータを盗むことができる.そのため
完全な情報漏洩防止対策をとるには,その情報を扱うクライアント側のプラットフ
ォームを遠隔認証する必要があり,本研究ではOSの信頼性に依存しないプラットフ
ォーム遠隔認証を実現する.