6W-1
OpenFlowネットワークにおける経路情報の通知手法に関する提案
○及川永寿,中山泰一(電通大)
新たなネットワークアーキテクチャのひとつに「OpenFlow」
がある.OpenFlowでは,経路選択機能とパケット転送機能が
分割されており,互いはTCP/IPによって接続を確立し,
経路情報の問い合わせ等を行う.よって,2点間の通信品質が
転送対象パケットの転送速度に大きな影響を与える.
本論文では,経路情報の取得に関する遅延を小さくするために,
スイッチが一度取得を行った経路情報をキャッシュし,キャッシュ
された経路情報を適時スイッチへ通知することで,再取得にかかる
通信オーバーヘッドを削減する手法を提案する.また,ネットワーク
エミュレータを利用して評価を行い,その有効性を証明する.