6U-6
小型プロジェクタを用いたウェアラブル歩行支援器のための投影情報安定化手法
○村田哲史,藤波香織(農工大)
近年の高齢者数増加に伴って介護予防の概念が重要視されてきているが,中でも歩行能力の低下防止は生活空間を広げるうえで重要となる.その手段として専用機器を用いた訓練などが行われているが,数の問題などから利用しにくい現状がある.高齢者が自主的な歩行訓練を行うことは歩行能力の低下防止に有用だと考えられるが,加齢に伴う歩行の変化により高齢者の習慣的歩行は運動効果が低い.そこで,何らかの方法で本人の歩行状態に合わせた支援情報の提示が必要となる.本発表では身体装着型プロジェクタを用いた歩行支援器の概念を提案し,そのためにまず必要となる歩行時のプロジェクタ投影画像の安定化手法について報告する.