6T-7
電子顕微鏡画像を対象としたLevel Set Methodにおけるパラメータの自動算出
○真鍋秀章,西尾孝治,小堀研一(阪工大)
超高圧電子顕微鏡を用いることでX線CTやMRIでは撮影できなかった微細な生体試料が3次元のボリュームデータとして取得できるようになっている.これらの画像に対し,動的輪郭モデルのLevel Set Methodを用いて3次元可視化を行う手法がある.Level Set Methodでは,全ての可視化対象に対して適切なパラメータを手動で設定する必要がある.そこで本研究では,Level Set Methodを行うために適切なパラメータを自動で算出する手法を提案する.パラメータの自動算出にはニューラルネットワークを用いる.テクスチャ解析で得た細胞情報とLevel Set Methodのパラメータを組にして学習させ,入力画像に応じた適切なパラメータを得ることで3次元可視化を容易にする.