6T-2
ブロックフロー抽出のための類似度計算ハードウェア
○大作一矢,富岡洋一,北澤仁志(農工大)
動画像におけるフレーム間でのブロックの対応を求めるには,各ブロックの
特徴量を抽出すると共に,ブロック間の類似度に基づき最適対応を得ることが
求められる.一般にブロックの特徴記述にはSIFT/SURFのように拡大,縮小,
回転にロバストな特徴量が必要とされるが,これらの計算には多量の計算資源と
記憶容量が必要となる.
本研究では,物体の形状は急激には変化しないという仮定の下では,
比較的簡単な特徴量,類似度計算を利用しても高精度のフローが得られることを
ソフトウェアシミュレーションで示し,メモリ効率が良く比較的小規模な
HSVヒストグラム計算ハードウェア及び類似度計算ハードウェアを提案する.