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データストリーム処理を利用した 複雑ネットワークグラフ処理
○雁瀬 優,鈴村豊太郎(東工大)
データストリーム処理とは、開始点・終了点という概念のない多種多様なデータ列をオンラインでリアルタイムに処理するという計算手法である。現在複雑ネットワークのグラフ処理はバッチ処理を高速化する方に主眼が置かれており、これは“いかに解析精度を落とさずに処理を高速化できるか”ということであるが、それに対しデータストリーム処理的観点では“解析精度を多少落としてでもインクリメンタルに処理を終わらせる”ということが主眼に置かれている。本論文では、いかにして複雑ネットワーク処理を、データストリーム処理を用いて適用するかの手法を提案している。