6M-5
頂点間の類似度の足し合わせによるリンク予測精度の改善
○元田剛史,村田剛志(東工大)
近年、ネットワークで表現されるデータの解析が盛んに行われており、
その解析の一つにネットワークの観測部分から未観測部分を予測する
リンク予測がある。リンク予測はタンパク質間の未観測な相互作用の予測や
SNSにおける新たな人間関係の予測等、様々な研究やサービスの発展に
寄与するものと期待されている。
リンク予測に対し、近年HRG等の高精度な手法が提案されているが、
その計算コストが一つの問題となっている。
本研究では従来用いられてきた高速計算可能な手法を、
重みつき線形和を用いて組み合わせる事により
HRGより高速かつ高精度なリンク予測手法を提案した。
また本手法を多数の実ネットワークに適用しその有効性を確認した。