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記号的実行によるテストケースの自動生成に関する研究
○廣葉貴寛,高田眞吾(慶大)
近年、ソフトウェアをテストするための技術として、記号的実行が
注目されている。
記号的実行では、各実行パスにおける引数や変数に関する条件を集め、
これを解決することによりテストケースを生成する。
しかし、複数のメソッド呼び出しが多段的にあると、パス数の爆発が
問題となる。
そこで本研究では、メソッドの多段呼び出しをせず、単体テスト及び
統合テストのためのテストケースを自動生成する手法を提案する。
単体テスト用テストケース生成の段階で、統合テストにおける
メソッド間の呼び出しを考慮し、統合テスト用テストケースの生成では
単体テストの結果を利用する。