6H-2
メニーコアプロセッサのオンチップネットワークに関する研究
○姜  軒,吉瀬謙二(東工大)
高性能化や低消費電力化のためにプロセッサのコア数は増加の一途をたどっている.今後,コア数はさらに増え,数コアを搭載するマルチコアプロセッサから数百コアを搭載するメニーコアプロセッサが主流になると考えられる.メニーコアプロセッサでは,コア間通信はルータを介して行われるため,ルータが重視されるようになる.
既に提案されている分散共有バッファルータは高い通信性能を実現することが可能であるが,そのハードウェアコストは高い.本研究では分散共有バッファルータのハードウェアコストを削減する手法を提案する.提案手法をソフトウェアシミュレータを用いて評価し,その有用性を明らかにする.