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温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)研究用計算設備(GOSAT RCF)の取り組み
○開 和生,松永恒雄,横田康弘(国立環境研究所),二宮啓一郎(情報数理研究所),大塚登志男(新日鉄ソリューションズ),牧野大地(デーコム),久保博次,Xin Wang(日本SGI)
国立環境研究所では,環境省,JAXAと共にGOSAT Projectを推進している.
当研究所では,衛星観測データを解析し温室効果ガスのカラム量を算出している.
当初は,米国温室効果ガス観測衛星(OCO)と協力する予定であったが,OCOの打ち上げ失敗に伴い日本における「いぶき」のデータ解析の重要度が増した.
それに応えるために,当研究所では,新規にスーパーコンピュータ(GOSAT RCF)を平成21年度に導入した.
温室効果ガスのカラム量算出が導入目的の一つであるため,本コンピュータも消費電力を可能な限り抑えた設計とした.
SSD,GPGPU等のハードウエア上の取り組みに加え,空調設備並びにジョブキューの状態も含めた省エネルギーへの取り組みを紹介する.