6A-2
暗号文間の関係情報認知可能性に関する論理体系
○萩原茂樹,小黒博昭,米崎直樹(東工大)
適切なメッセージ集合を想定し,その集合から敵が認知できる情報を解析することにより,暗号プロトコルの秘密性を検証することができる.著者らはこれまでに,2つの暗号メッセージの鍵や内容の関係情報すなわち同値性・非同値性の、認知可能性を解析するための論理体系を提案した.本稿では、その論理体系に対する可能世界意味論と公理系について考察する.