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観光地防災における情報の収集と提供の支援に関する検討
○横部 径,仲谷善雄(立命館大)
京都などの観光都市では地震などの災害時には観光客が被災者になることが
予想される。観光客は土地勘がないため、災害弱者となりやすい。我々は現在、
京都市における観光客の災害対策を検討しているが、そこで最大の問題点は消
防などの公的機関と観光地の現場との間のコミュニケーション手段である。従
来の防災情報システムの研究では、単一のメディアを提案することが多かった
が、現実的ではない。今回は、様々なメディアを組み合わせて、観光地と公的
機関が連携し、観光現場から被災状況を正確に伝えるとともに、公的機関から
指示などを伝達する仕組みを検討する。その際、収集情報を分類、必要な形に
整理する枠組みも検討する。