5Y-2
コミュニティにおける動的なトラスト管理方式
○飯野智貴,山口祐典(電機大),蜂巣洋平(ジェイアール東日本情報システム),矢島敬士(電機大)
 本研究では,対象を小規模なコミュニティと限定し,定量的評価方式と定性的評価方式を組み合わせた評価方式を提案する.
具体的には,次の3点を提案する.
第一に,取引相手の評価値を時間の経過とともに減少させる.
過去の評価を徐々に減少させていくことにより,現在の評価を重視する.
第二に,取引相手を複数の評価指標で主観的に評価する.前述のように,評価コメントがほぼ参考にならないため,複数の指標で取引相手を評価し,レーダ図で表示することで取引相手の全体像を把握することを支援する.
第三に,集団内のメンバから最も信頼されている人がつける評価を重視する.
以上により,利用者はニーズに合う人物を疑問や不安がなく,安心して選抜できると考える.この仮説を実験で証明する.