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人の注目を惹きつける人形を用いた遠隔コミュニケーションにおける気づき支援
○山村典子,吉田昭宜,塚田晃司(和歌山大)
携帯端末の普及やネットワーク環境の整備により、実在する離れた
二地点間のコミュニケーションを促進する試みやサービスが
提供され始めている。
そのようなサービスを利用する際、コミュニケーションに積極的な
利用者は能動的に情報を収集出来る為、発信された情報に
気づくことが可能である。しかしその場に偶然居合わせた
不特定多数の人の中にはサービスそのものの存在を知らない人や、
能動的には情報を収集していない人も含まれる。
それらの人に対してはシステム側より積極的にサービスを提供し、
情報に対する気づきを促す必要がある。
そこで本研究では場に居合わせた人物の注目を惹きつける為に
人形を用い、情報に対する気づきを与えコミュニケーションへの
参加を容易にするシステムを提案する。