5W-6
ノード移動ベクトルとシンクノードまでの通信路の有無を考慮した情報収集手法の実装
○田中勇祐,中谷 亘,坂本将光,塚田晃司(和歌山大)
近年、ユビキタスネットワークの実現に向けた取り組みの中で
センサノードにより物理的な情報を取得するセンサネットワーク
が注目されている。
しかし、センサネットワークはノード間の無線通信により情報を
収集するので通信可能な距離の関係上ノードの移動によるリンクが
切れる問題がある。
本研究ではセンサノードの位置・向き・速度の情報から移動ベクトルが
似ているノードと通信を行いリンクが切れにくい状態で情報収集が出来る
手法を提案する。
もし、シンクノードに繋がらないセンサノードがあれば、動きが異なる
ノードを検索して情報を送るよう指示する。
情報を広く分散させシンクノードへ繋がるセンサノードに情報を渡す
可能性を高めることが出来る。
以上のアルゴリズムを実装し、実機にて評価を行う。