5W-5
ノード移動ベクトルとシンクノードまでの通信路の有無を考慮した情報収集手法の提案とシミュレーション評価
○中谷 亘,田中勇祐,坂本将光,塚田晃司(和歌山大)
近年,環境観測等への応用を目的としたセンサネットワークが各所で研究なされている.
センサネットワークが扱うノードの種類は固定ノードと移動ノードの二種類があるが,
移動ノードを扱うセンサネットワークではノードとシンクノードの位置関係によっては信頼性の低い経路を生成する場合がある.
本研究では移動ノードの速度ベクトル(速度と方向)とシンクノードへの通信路の有無を考慮した収集手法を提案する.
上記の手法により,シンクノードへの通信路がある場合は信頼性の高い経路を選ぶ.
また,シンクノードへの通信路がない場合は異なる進路のノードだけに収集データを複製し,シンクノードへのデータ到達率を高める.
シミュレーションにより,既存の手法と通信量やデータ到達率を比較して評価を行う.