5W-1
概念コンテキストモデルに基づくコンテキストアウェアサービス開発手法の提案
○杉田達哉,中道 上,青山幹雄(南山大)
 ユビキタスコンピューティングの進展によって,コンテキストアウェアサービスが注目されているが,その開発はアドホックである.その原因として,コンテキストに関する共通モデルが確立されていないことが挙げられる.
 本研究では,3層スキーマに基づき,コンテキストを実世界の概念,アプリケーション,物理の3層に分割した,3層コンテキストモデルを提案する.提案モデルをホームネットワークシステムに適用し,家庭環境における,User,Time,Space,Object,Environmentの,5つの構成要素から,実世界の概念コンテキストモデルを示す.このモデルを共通モデルとするアプリケーションと物理のモデルからサービスを構築し,提案内容の妥当性を評価する.