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セルオートマトンを用いた多値画像のストライプノイズに対するノイズ低減の評価
○澤田 学,佐藤正平,狩野 均(筑波大)
 セルオートマトン(CA)の画像処理への応用が研究されている。CAは並列的なモデルであるため、画像処理との適合性が高い。しかし、CAは創発的性質を持つため、手動で状態遷移ルールを設計するのが困難である。そこで、進化的に状態遷移ルールを設計する方法が提案されている。具体的には、多値画像のノイズ低減処理に対して、進化的にCAの状態遷移ルールを進化的に獲得する手法が良い性能を示している。対象問題としてインパルスノイズなどに対する評価は行われているが、ストライプノイズに対する評価は行われていない。そこで、本論文ではCAを用いた多値画像のストライプノイズに対するノイズ低減を行い、有効性を確認した。