5M-7
アクセス頻度情報を付与したインデックスによるデータベースの省電力化手法
○入谷 優,横田治夫(東工大)
データベースに必要なディスク数の増大や環境意識の高まりによって,データベースを維持するストレージの消費電力が問題となっており,データベースの高速化と省電力化の両立は重要な課題である.これに対し,アクセス頻度の高いデータを高速なディスクに,低いデータを消費電力の小さいディスクに配置する手法が存在するが,データベースのインデックスと関連させた研究は十分になされていない.
そこで本研究では,アクセス頻度に関する情報を付与したインデックスによる省電力化手法を提案する.提案手法では,インデックスから得られるアクセス頻度情報を利用してデータ配置を行い,アクセス速度を維持しつつストレージの消費電力を削減する.