5L-8
実行可能なバイナリデータ形式の設計と実装
○大谷桂介,脇田 建(東工大)
統計データなどの数値データを表す形式としてバイナリデータ形式がよく使われる。
従来のバイナリデータはそれだけでは内容がわからずそのデータに対応したプログラムがなければ利用ができなかった。
本研究ではバイナリデータファイルにそれを扱うAPIプログラムをつけた実行可能なバイナリデータ形式を提案する。
バイナリデータとプログラムをひとつにすることでソフトウェア環境に関わらずデータを扱えるようになる。
ユーザーはデータ構造定義ファイルを記述し、それをAPI生成プログラムに通すことで定義されたデータ構造を扱うためのAPIを自動生成することができる。
APIはデータ読み込みとデータ新規作成が可能で、読み込みでは可変長データの配列へのランダムアクセスができる。