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非常時における地域の安全・安心確保のためのε-ARKデバイスを核とした情報通信環境の研究開発 -(第8報)普及啓発活動から得た非常時情報通信環境の在り方-
○西 麻里,松島英章,前田明夫(北陸通信ネットワーク),米田 稔(COM-ONE),井町智彦,大野浩之(金沢大)
著者らは,非常時における地域の安全・安心確保のため,ε-ARKデバイスの開発と地域社会への普及を目的とした普及啓発活動を精力的に行い,その活動を通して情報の発信方法.処理方法の違いが非常時には重大な意味を持つと認識した.そこで,要救援者たるエンドユーザの視点において必要な非常時通信情報の機能とは何か,またこれらをいかにシステムとして構築しε-ARKデバイスに搭載するのかを被災者情報システムの在り方として検討を重ねてきた.本報では,これら一連の取組みについて述べる.