5D-2
iPhoneを用いて地域間で連携する地域防災SNSシステムの開発
○菊池達哉(大分シーイーシー),凍田和美,吉山尚裕,柴田雄企,高橋雅也(大分県立芸術文化短期大),竹中真希子(大分大),青木栄二(ハイパーネットワーク社会研究所)
地震や風水害などの自然災害が発生したとき,それぞれの地域社会が,“今,そこで必要な災害情報”を得ることはきわめて困難である。そのため被災者の救助(共助)がうまく行えず,被害が拡大しやすい。また今日の地域社会では人間関係の希薄さから,安全・安心を確保するための心理的サポートを得ることが困難な状況にある。そこで本研究では,「地域の安全・安心は地域が守る」という考え方を基本に据え,地域住民の人間関係づくりや信頼の醸成を支援し,災害時の救助活動や生活支援に役立つ地域防災SNS(Social Networking Service)システムを開発することを目的とする。なお,本研究は総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)で採択された研究開発である。