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情報推薦のための意外性判定方式の提案と評価
○村岡優輔,久寿居大,楠村幸貴,水口弘紀(NEC)
近年,情報は爆発的に増大しているが,検索システムの高性能化に
よって求める情報を取得可能となった.
しかし検索システムでは,ユーザが存在を予想可能な情報しか検索
できないため,ユーザにとって有用な情報の一部しか有効活用され
ず,有用な情報をユーザに通知するための情報推薦の仕組みが重要
となっている.ユーザが存在を予想していないが有用な情報を推薦
するために,情報の意外性判定方式を提案する.
興味や関心がある分野や領域の中で未知な情報を意外性が高いとし
て情報の意外性を定義した.情報に含まれる事象やそれらの関連に
関する既知/未知をコーパスでの出現頻度から判定し,その組合せ
によって情報の意外性を判定した.
判定結果に対して主観評価を行い,有効性を確認した.