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訓練への適用による災害意識の向上を目指す災害時作業計画システム
○川村誠吾,仲谷善雄(立命館大),田中 聡(エヴァステージ),矢津田智子(AIVICK)
地震大国とも言われている我が国では、大規模地震が多発している。そのような状況にも関わらず、多くの人、組織の災害に対する意識は低い。そのため災害が起きたとしても、誰もが何もすることができず、機会損失やステークホルダへの信用失墜など、多くの損害を被ることとなる。本研究では、ごく一般的な災害シナリオを記載したスケジューリングシステムを企業に導入する。それをベースとして、模擬訓練を重ねてもらい、合わせて企業固有のシナリオをカスタマイズしていく。その際、全員でシナリオを作成することで、自然と災害に対する動き方や知識が深まることが考えられる。従って本システムは、具体的な理解を支援するシステムとして機能する。災害時に自然に動けることは、初動動作を迅速に行うことができ、損害をできるだけ回避することが考えられる。