4ZB-9
超解像処理を用いたマーカ認識の一手法
○福岡篤志,西尾孝治,小堀研一(阪工大)
近年,カメラなどで撮影した現実環境の映像に仮想情報を付加して提示するAugmented Reality(以下,AR)技術が注目されている.
ARを実現する手法として,矩形マーカをカメラで撮影する方法が挙げられる.しかし,撮影時のマーカの解像度や角度などによって認識率が低下し,誤認識を起こすなどの問題がある.
そこで本手法では,連続するフレームのマーカに対して超解像処理を用いることにより,認識率の向上を行なう.
また本手法では,矩形マーカの特徴を利用することで様々な解像度,撮影角度でも超解像処理を可能とし,少ないフレーム数による処理を行なうことにより,高認識かつリアルタイム処理を実現する.