4ZA-8
星空ビジョン:星空を介してのコミュニケーションを可能とするツールの開発
○金子真希,加藤直樹,山崎謙介(東京学芸大)
星空観望において、異なる場所にいる観測者と実際の星空を指し示しながらの
情報交換は困難である。
本研究ではこの情報交換を可能にする為、星空に手書きで
情報を書き込めるツールの開発を行った。
このツールでは、スレート型のPCを星空にかざすと、その先にある星空が画面上
に表示され、その画面に手書きでアノテーションができる。また、画面には自分
および他者が過去に書き込んだ情報も合わせて表示される。
本ツールを用いることで、異なる場所にいる観測者とリアルタイムで情報交換し
ながら観測するという新しい星空観望スタイルを取ることができる。
また、情報は星空の座標系にマッピングされるため、異なる時間に本ツールを用
いて星空を眺めると、異なる方向に情報が見えるという効果が生まれる。