4ZA-5
ハミングを使用した思い出想起・コミュニケーション支援
○北 裕介,仲谷善雄(立命館大)
思い出は自己を形成する基盤となるが、災害などで思い出の品を失った人は、想起のためのきっかけ(トリガー)を失うことにより、思い出自体を徐々に忘れてしまい、前向きに生きることが難しい。そこで我々は、システムからトリガーを与えて思い出の想起を促す思い出工学の研究を推進してきた。
本研究では、日常生活でふと口ずさむ無意識的行為であるハミングに注目した。
ハミングをトリガーとして、過去の関連する思い出の想起を促したり、同じ曲を好む他者とのコミュニケーション支援を行う枠組みを提案する。