4ZA-4
パーソナルテンポに基づいた会話支援システムの提案
○足立幸祐,延谷直哉,仲谷善雄(立命館大)
「会話のリズム」「生活のリズム」というように,人間は日常生活を営む上で何らかのリズムを感じている.歩く速度や会話のテンポなどに表れ,その速さはその人らしさの個性でもあり,個人特有のものといえる.そのリズムをシステムによって適切な支援をすることで,行動や認知に良い影響を与えることが期待できる.また、ストレスや閉塞感によって生活のリズムが乱されがちな現代社会において,リズムを調整してあげることは,心理的にストレス軽減になると期待される.本研究ではコミュニケーションの基本である会話に焦点を当て、リズムによる会話支援を対象とする。その先駆けとして、パーソナルテンポの異なる複数人による会話を、音響リズムによって効果的な支援が可能かどうかを検証する。