4Z-5
面光源照射におけるソフトシャドウのリアルタイム生成に関する研究
○鄭 中翔,齋藤 豪(東工大)
シャドウマッピングはリアルタイムに影を生成する方法として広く使用されて
いるコンピュータグラフィックスの技術である。シャドウマップの主な利点は
セルフシャドウを再現できることと、ジオメトリの複雑さに影響を受けない点
である。しかし、影のエッジでのエイリアスリングの問題やソフトシャドウを
生成することができないことが問題点として挙げられるため、多くの改良法が
提案されている。
本研究ではこれら改良法の一つであるスクリーンスペース面上でぼかし処理を
行うシャドウマッピング法に対して、光源、遮蔽物、影が落ちる物体間の距離
を考慮することで、面光源からの照射時に現れるソフトシャドウを適応的にリ
アルタイムで生成可能とした。