4Z-2
ポリゴンモデルのイラスト風半透明表現
○伊藤翔愛,藤代一成,大野義夫(慶大)
近年様々なイラスト風テクスチャマッピングの手法が提案されてきたが、
そこでは不透明および透明なオブジェクト表現が扱われている一方で
半透明なオブジェクトは表現されていない。
そこで本論文ではイラスト風のテクスチャを用いて
半透明なオブジェクトを表現する手法を提案する。
まず通常のレイトレーシングを用いて暫定的に各ポリゴンのテクスチャを決定する。
その後、視線ベクトルと各ポリゴンの法線ベクトルとの内積を計算し、
その値に応じて各ポリゴンに最終的なテクスチャを割り当てる。
こうすることで、複雑な手順を踏むことなくオブジェクトの半透明表現が可能となる。