4X-5
ピュア型の P2P インタラクションの手法研究
○牧 誠也,矢吹太朗,佐久田博司(青学大)
本研究の目的は、ピュア型の P2P 通信において、インタラクティブ
な活動に有用な通信手法を開発することである。開発した手法は、
データの送受信頻度を上げることによって、人が反応する際の予測困難な
データを正しく共有化することができる。
通信頻度を上げることには、通信機のパフォーマンスの低下を招く恐れが
あるため、他の多くの通信手法では敬遠されていた。
しかし、今日の通信品質や通信機の処理能力を調査すると、
パフォーマンスを低下させない範囲での通信品質確保は十分に可能である。
そのためのフレームワークを提案し、インタラクションが要求される
例を使って評価実験を行う。
最後に、当手法を利用する際の、必要なマシンパワーや扱うデータ量
といった制約の考察をする。