4V-1
センサネットワークのための異常強度信号通知を用いたワームホール攻撃検出方式
○石坂勇樹,木村成伴,海老原義彦(筑波大)
センサネットワークにおけるワームホール攻撃とは,センサネットワーク内に
高い出力の電波を発するセンサノード(以下,攻撃ノード)を設置し,
このノードにパケットを中継させるよう広範囲に誘導する攻撃である.
これに対して,本論文では,明らかに大きな出力の電波を発している
ノードを発見した場合,その旨を他のノードに通知する.
この通知が一定数以上集まった時,当該ノードは攻撃ノードであると見なし,
そのノードにはパケットを中継しないようにする
ワームホール攻撃検出方式を提案する.
ネットワークシミュレーション実験を通して,
提案方式によりワームホール攻撃が検出できることを示すとともに,
検出に要するオーバヘッドを評価することで本提案方式の有用性を確認する.