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移動軌跡ストリームに対する連続的 k-匿名化技法
○冨山克裕,川島英之,北川博之(筑波大)
GPS デバイスなどの位置に基づくセンシングデバイスの増大とともに,それらのデバイスから得られる移動軌跡データのプライバシ問題が重要視されている.移動軌跡データは主に時刻・経度・緯度の情報を持ち,これらは個人のプライバシであると言える.プライバシ情報を隠す方法の一つとして k-匿名化が挙げられる.これまでに,移動軌跡データに対して k-匿名化を適用するための多くの研究が行われてきたが,それらの多くは静的なデータを対象としたものであった.本研究では,複数のストリームデバイスから入力される移動軌跡ストリームについて,リアルタイムに k-匿名化を行う手法を提案する.