4T-8
混色計算における色材混合シミュレーション
○矢澤 学,水野正志(長野高専)
筆記具には黒だけではなく赤、青など様々な色がある。近年、異なる色のリフィルを自分の好みで選べる多色ペンも販売されていることからも、任意の色を使用したいという要望は確実に高まっていると考えられる。色材について任意の色を合成する方法としては基本色混合が一般的であり、適切な色材を選択することで、目的の色を抽出できる。本研究では、クベルカムンク理論に基づく減法混色計算により、色材の混合によって再現可能な色の領域を検証している。この結果に基づき、実空間における色材の混合による色合成の可能性を推察する。